生きづらさ解放プレゼンター成瀬敦史<公式サイト>

凸凹さん子育てママをサポートし、発達障害をモデルに誰もが自分らしく生きられる社会を創る講演家・コーチ「生きづらさ解放プレゼンター」。発達障害・高次脳機能障害の当事者です。発達障害者の就労支援スタッフ等も務めています。facebook、noteブログ、YouTubeでも生きやすさを掴むヒントを発信中です。

【お悩み相談】自閉症&不登校の小5娘に振り回されて辛いです。

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<2019年12月24日の記事に加筆し、再アップしたものです。>

公式LINE、SNS、問合わせフォームからお寄せ頂いた悩み相談にお答えします。

(この記事は、同じような悩みをお持ちの方に役立つよう、質問者様の許可を頂いてその内容を公開しているものです。)


自閉症スペクトラムで起立性調節障害(OD)の小5長女が、不登校気味になってもうすぐ1年になります。

担任…学校から「給食のみで登校してみる?」との許しをもらってて、気分の乗る日は給食のみ登校してます。

なかなか自分の気持ちがわからないみたいで、学校にも「お母さんが行け!って言うから行った。」と。
行ったら行ったで友達と話す時間もあったりで、全く行く気持ちゼロということもなさそうな…

黙ってると、今日なんかは「お母さんと話すのは、気を使う。」と言われちゃいました。
「暇!暇!」という割には何もせず、ゴロゴロと寝てばかり。
わたしがタブレットを差し出して、ようやくすることを見つけたようなことです。

ずっと寄り添う覚悟で仕事やめたんだけど、四六時中ずっと一緒にいると、お互いにしんどいです😢⤵️⤵️

昼に一時間ほどの登校が、その日直前までわからないという…
わたし自身も予定が立てられない…
子どものために待機してないといけないから、気持ちを言ってくれるまで何もできず。
子どもに振り回されて、ほんとに疲れてしまいます😢⤵️⤵️
私はどうしたらいいのでしょうか?


生きづらさ解放プレゼンターあっちゃん(成瀬敦史)です。
ご相談いただき、ありがとうございます。

お子さんにも貴女にもお会いできていないため、
推測でしかお話しできませんが、
気になる点についてお伝えしますね。
ーーーーーーーーー

全般的に、お母さんが一生懸命になり過ぎかなぁ・・・悪い方に影響が出ちゃってるなぁ……と感じました。

「お母さんの都合」をお子さんに伝え、
お子さんの人生がお母さんの自己犠牲のうえに成り立っていない状況をつくるべきです。
それこそが、「自分を大切にする」ということの本質です。

可能になったら、お仕事に復帰されるのも良いかもしれませんね。
お子さんが「私のせいで、お母さんは仕事や趣味などやりたいことを諦めねばならなかった・・・」と思い、
自分責めの気持ちを根付かせながら成長してしまうケースもたくさんありますので。

最低限の監護はもちろん必要ですけれど、
それ以外の部分については、
「人として」お子さんと向き合ってみるのがいいかもしれませんね。

お母さんの「人として」の事情を正々堂々、
お子さんにお伝えしてみてはいかがですか?

例えば・・・

直前まで登校の有無がわからないと、
私(お母さん)は家の用事や自分の予定との板挟みで困ってしまい、疲れてしまう。
だから、出来る範囲であなた(お子さん)にも協力して欲しい。
具体的には、「直前に “ 登校しない ” と決めたなら、お母さんがいなくても過ごせるよう●●●●して欲しい。」

こんな感じで話してみてはいかがでしょうか。
(もちろん、お子さんを不要に傷つけないよう、言葉は選んでくださいね。でも、遠慮して主旨をぼやかさないように。
マイルドかつハッキリ伝える “ 話す力 ” は大切です。)

話す際は、「私の気もちや事情」に絞って話すのが大切です。
「学校には行くべき」とか「あなたの将来のために」みたいな「常識」や「倫理」の話、第三者の価値観は排除するのがコツ。
「お母さんとお子さんの両名」以外は、たとえお父さんや先生やご兄弟であっても排除しながら伝えてください。

お母さんがお子さんに「相談する」ノリが大切です。
それはお子さんに「人として扱ってもらえた」、「お母さんは私をリスペクトしてくれている」という自尊心を持たせてあげることにもつながります。

そして、「学校に行くこと」を第一目的にしたり、「絶対的な幸せ」としないように気を付けてくださいね。
不登校によるお母さんの家事負担はもちろん理解できますが、
「行ってもいい」、「行かなくてもいい」、「行きたい時に行っても構わない」が理想です。

そもそも、文部科学省が2019年10月に、
全国の教育委員会に対して「復学を第一にしないこと」という “ 通知 ” を出したところです。(教育機会確保法という法律に基づくものです)

もちろん、制度や建前だけで子育て現場の辛さが救われるわけではありません。
でも、そういうスタンスを持っておくことは大切です。

以上、お勧めしたように接すれば、お子さんの在宅・登校状態や言動にも変化が出てくるような気がします。
お母さんがちょっとでも “がんばらない” ことを、ぜひ、がんばってみてくださいね!

悩みをお寄せください

(同じような悩みをお持ちの方に役立つよう、プライバシーを伏せたうえでブログ記事にさせて頂きます。

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